小倉昭和館の再建にむけて（就労継続支援事業所コローレ）

福岡県中間市にある障がい者福祉サービス事業所コローレ生活支援員の下津です。北九州市の台所である旦過市場に火の手が上がったあの日からもう一年になります。悲劇はさらに続き、8月の二度目の炎はあの「小倉昭和館」まで奪っていきました。

そこで暮らす人の生活も、地域が共有する思い出も語り継がれたであろう未来までも一度に失われた瞬間です。旦過市場や小倉昭和館を愛した人々は、心にぽっかりと大きな穴が空いたような喪失感を抱えたことでしょう。支援員も放水が続く市場の様子を呆然と見下ろしたあの日を昨日のことのように思い出します。

月日は流れ、かなしい気持ちに打ちひしがれた人たちもいま顔を上げて歩き出そうとしています。火災で焼失した店舗は次々と営業を再開し、小倉昭和館も再建へ向けたクラウドファンディングを立ち上げリリー・フランキーさんが応援団長となって支援を呼びかけています。

コローレ清掃チームが先週末に現場近くを訪れたときにも多くの来場者でにぎわっていました。以前のような活気が戻りつつあるその一方で、地区は火災前から再整備の計画があり今後の見通しも不透明な部分が残ります。コローレもここの動向をしばらく見守り続けたいと思っています。

コローレでは地域とつながる事業を積極的に展開し、メンバーたちの社会参画の機会を創出していく活動を続けます。就労継続支援（Ａ型・Ｂ型）の作業や共同生活援助事業所（グループホーム）についてのお問い合わせ、また施設見学や体験利用はいつでも受け付けています。お気軽にお尋ねください。