成年後見制度をご存知ですか?
成年後見制度とは認知症、知的障害、精神障害等で判断能力が不十分な人の権利を守り、財産管理や契約行為を支援する法的制度です。家庭裁判所が成年後見人等を選任、自己決定が難しい人の生活、財産を守る事を目的とします。また、本人の状態に合わせて、法定後見(後見・保佐・補助)や任意後見が選択でき、福祉サービスの利用や預貯金管理、悪質商法被害防止に役立ちます。
手続き・相談等の申し立ては、本人の住所地を管轄する家庭裁判所となり、相談窓口は地域包括支援センター、社会福祉協議会、中核機関となります。家庭裁判所は後見・保佐・補助の3つのレベルに分類した選任を行いますが、配偶者や子等の親族、または弁護士、司法書士、社会福祉士等の専門職が就任します。
そしてこの度、成年後見制度は大幅に見直される事となり、現行の3類型(後見・保佐・補助)を廃止し補助へ一本化する方針となったそうです。一度始めると死亡まで原則やめられなかった終身制を廃止、不要になれば途中でも終了可能とし、本人の意思尊重と使いやすさ向上を目的に法務省は衆議院選挙後の国会に改正法案を提出する予定との事です。現行制度は後見人の権限が強い上、本人の判断能力が回復しない限り基本的に終了できません。また、利用者が後見人等に支払う報酬は家庭裁判所が決めますが、月額2万~3万円がおおよその相場との事。不正が発覚しても解任しにくい仕組みだと批判されており、利用者数は伸びていないのが現状だそうです。要綱案は個々のニーズに応じて支援の内容や期間を選べ、補助人に与える権限を遺産分割や不動産処分等、必要な範囲に限定するとの事。
コローレ・ポルトの利用者にも無縁とは言えない制度のため、良い法改正になれば…と考えてやみません。どの事業所も「金銭トラブルとは関わりたくない」がホンネだと思います。もちろん、コローレ・ポルトも同様です。かつて「親亡き後のために、今できるお金のこと」という講演会をコローレでは実施した事がありました。この情報に期待している今日この頃なのです。


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