リーンコーヒーやってみました(就労継続支援事業所コローレ)

福岡県中間市にある障がい者福祉サービス事業所コローレ生活支援員の下津です。今回はLeanCoffee(リーンコーヒー)を清掃作業チームの振り返りミーティングに取り入れてみましたというお話です。正直言うと黙ってしまうメンバーが多いかなと想像していました。さて、実際にはどうだったでしょう?

トピックを考え、選ぶ、議論する

マンションやアパートから店舗・工場まで、オフの日はほとんどなくほぼ毎日、走り回るコローレ清掃チームはB型メンバーで構成されています。行先は毎日変わりメンバーも2日続けて同じ顔ぶれということはまずありません。とまあここまで書けば「リーンコーヒー」を取り入れた理由も察しがつきそうですね。

コローレ清掃チーム「作業中につきご協力お願いいたします」(就労継続支援事業所コローレ)
福岡県中間市にある障がい者福祉サービス事業所コローレ生活支援員の下津です。コローレには清掃作業を専門に行うチームがあります。そこで暮らす方が気持ちよく過ごせるように、おしごとがグッとはかどるように毎日のように走り回っています。そんなコローレの清掃チーム、今年もさっそく始動しました。 清掃チームのメ...

まずは「トピック出し」です。私の心配をよそにそれぞれがトピックを出してました。出そろったところで「投票」です。その結果、3つが選ばれました。話したい話題に自分たちで優先順位をつけたところで、スタートです。

リーンコーヒー②

今回は私がファシリテーターをつとめる形で進みました。各トピックについてAffirmativeとNegativeの意見を出してもらいながら議論をサポートします。具体的な事例を織り交ぜることで一人ひとりが「自分ごと」と実感できるように心がけました。

その効果は?

リーンコーヒー③

現場で振り返りをするとみんな頷いてくれます。ただ、その場では納得できても次のときには忘れてしまっていることが少なくありません。今日の振り返りには違う手応えが少しあったように思います。「時間があればもっと話したかった」という声には個別の面談で対応します。悔やまれるのはさいごのまとめに十分な時間を割けなかったことです。

支援員の意識改革

今回の目的のひとつに支援員の固定観念の打破があります。つまり、利用者は「なかなか理解してくれない」から「ならば私がこう変えます」となってしまいがちですね。はたしてそれで上手くいくでしょうか。ここで大切なのは「彼らがどう理解しているか」を知ること。またそこには個人差があることを知ることが大切だとあらためて気づかされました。

地域と協働

コローレでは地域とつながる事業を積極的に展開し、メンバーたちの社会参画の機会を創出していく活動を続けます。就労継続支援(A型・B型)の作業や共同生活援助事業所(グループホーム)についてのお問い合わせ、また施設見学や体験利用はいつでも受け付けています。お気軽にお尋ねください。

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